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肝臓

チーフ挨拶
大阪医科薬科大学病院は2008年7月より肝疾患診療連携拠点病院に指定されました。肝臓病診療の専門的な医療機関として地域を支える開業医との連携を大切にし、院内外を含む医療従事者への情報提供、肝疾患に関する専門医療機関との連携、肝疾患に関する相談業務、地域住民に対する肝疾患に関する啓発を目的として活動しています。
肝疾患は、肝炎ウイルス、アルコール、脂肪肝、薬剤、代謝性、その他の数多くの原因から発症することが知られており、それぞれ治療方法も異なります。また、それらの疾患は患者自身が気づかないうちに慢性化することも多く、その結果、肝硬変、肝がんに至ることも大きな問題となっています。我々のグループでは、肝疾患患者さん及びご家族に対してチーム一丸となって真摯に向き合うよう心がけております。
また、北摂地域における肝疾患の拠点病院として、他の肝疾患専門医療機関や開業医の方々と協力し、肝疾患診療レベルの向上を目指すとともに、この地域の肝疾患治療における最後の砦として頑張りたいと考えています。
臨床・教育
NASH、MAFLDを始めとした代謝性疾患、自己免疫疾患、ウイルス性肝炎、先天性代謝疾患、肝硬変、肝細胞癌、sarcopeniaと実に広範な疾患を対象に診断・治療をしております。また、他院ではほとんど見かけることのないまれな遺伝性疾患も治療を行っています。毎日臨床カンファレンスを行い、各科や各グループとの連携も密にとり、患者さん一人一人に合わせたきめ細やかな診療を行うことをモットーにしております。
教育面としては、私たちのグループは日本内科学会、日本消化器病学会、日本肝臓学会、日本超音波医学会などの認定医、専門医、指導医を要し、前期・後期臨床研修を充実させるためにグループで努力し構築しております。各学会の専門医取得を目指される先生には、症例報告や学会発表を指導し支援しております。研究に興味を持たれる先生は大学院に進学して基礎的あるいは臨床的研究を行い、医学博士号の取得を目指していただくことが可能です。子育て中の女性医師も在籍しており、男女ともに働きやすい職場になるよう環境をつくりあげていきたいと考えております。
研究
私たちのグループは、以下を主なテーマとして学内および学外の関連施設と協力して多数の肝疾患症例のデータを集積・解析し、新たな知見を得て世間に広く発信していくことを理念に掲げております。
肝臓は基礎研究が非常に重要な領域であり、我々は特に「肝疾患と免疫」に関して、現在まで15年以上に渡り研究を行っています。また、臨床研究においては「肝疾患におけるサルコペニア」を中心に様々な疾患における疫学的な研究を行ってきました。またそれは大学院生の教育も兼ねており、彼らが一人前の研究者として独り立ちできる様に一から手取り足取り指導しています。それらの結果を国内外における学会発表及びに論文にて発表し、また公的な研究費の獲得を継続しています。
我々は、今後の肝臓病学を学問的に発展させ、疾病の診断や治療に貢献し、医学の進歩に寄与することに繋がるよう努めております。
主な研究テーマ
- NASHの新規治療法開発
- 腸内細菌叢のdysbiosisと肝疾患
- Sarcopeniaの臨床的診断とその意義
- 肝疾患に伴う免疫能低下の機序
- Kupffer細胞と感染抵抗性について

肝臓グループ紹介
メンバー紹介
- 西川 浩樹
- 教授(1999年卒)
- 朝井 章
- 診療准教授、肝疾患センター長(2000年卒)
- 西川 知宏
- 中央検査部 助教(2010年卒)
- 後 昴祐
- 助教(准)(2015年卒)
- 大西 紗央莉
- 助教(准)(2017年卒)
- 土本 雄亮
- 非常勤(2006年卒)
- 松井 將太
- 非常勤(2013年卒)