化学療法

化学医療


  •  化学療法グループは、現在教員5名、大学院生3名、院外出向医員4名で構成されています。胃癌・大腸癌・食道癌・膵臓癌・胆道癌といった消化器癌を中心に、原発不明癌・肉腫など固形腫瘍に対する化学療法をおこなっています。科学的に裏付けされた、現在利用できる最良の治療を標準治療と言います。新たな標準治療を確立するには、臨床研究を行う必要があります。臨床研究の分野で、化学療法グループは日本臨床腫瘍研究グループ (JCOG)の班員施設であり、そのほかの研究グループとして大阪消化管がん化学療法研究会(OGSG), GI-SCREEN-Japan, 西日本臨床試験研究機構(WJOG)といった多施設臨床研究グループの主要メンバーの一員でもあります。また、研究に参加するだけではなく、より良い治療を患者さんに提供すべく新たな多施設共同研究の開発にも積極的に取り組んでいます。

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    ゲノム医療は日進月歩で、個々の患者さんのがんの遺伝子変異に着目した治療開発が世界中で行われ始めています。化学療法グループでは、大阪医科大学トランスレーショナルリサーチ部門に協力しキャンサーバイオバンキングを開始しました。私たちは、様々な患者さんの診断から治療経過に至る膨大な医療情報や、がんおよび個々人の所有するゲノム情報を融合し、最善の医療を提供するための治療開発、そして革新的プレシージョンメディスンを目指しています。

  • 当院は2018年度よりがんゲノム医療連携病院として京都大学附属病院、大阪大学病院と連携して遺伝子パネル検査を開始しました。遺伝子パネル検査とは、患者さんのがんに関する遺伝子を1回の検査で網羅的に解析し、抗がん剤の選択に役立てる遺伝子検査のことです。検査結果から治療方針を決定するためのカンファレンスを京都大学病院とウェブカンファレンスを通して、毎週行われ、我々化学療法グループも中心的な役割を担っています。

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    ●京都大学附属病院とのウェブカンファレンス(エキスパートパネル)

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     また期待される新規抗癌剤や次世代の分子標的治療薬に関する治験にも積極的に関与しています。例えば、胃がんや食道がん、頭頸部がんに対する免疫チェックポイント阻害薬(抗CTLA-4抗体、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体など)の治験などに参加してきました。

    抗癌剤の新薬開発では西日本でもトップクラスの評価を受けております。また、患者・家族のQOL向上を図るべく、疾患の早期から人生の最終段階に至るまで一貫して積極的に緩和ケアに取り組んでいます。グループメンバ-の多くは米国 M.D.Anderson Cancer Center・国立がんセンター中央病院・国立がんセンター東病院への留学歴があり、患者中心のがん治療の提供を行っています。またインパクトのある研究・論文で世の中に貢献することを願っており、臨床・研究・さらに全人的医療の行える人材育成を心がけています。

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    ●受託治験実績 過去5年間(2013年~2017年)

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    ●現在 登録可能な治験(2018年11月1日現在)

後藤昌弘 准教授
紀 貴之 講師(准)
桑門 心 講師(准)
西谷 仁 出向中
島本福太郎 出向中
寺澤哲志 助教
山口敏史 助教(准)
浅石 健 出向中
宮本敬大 出向中
青木雅彦 大学院生(出向中)
由上博喜 大学院生
児玉紘幸 大学院生(出向中)

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