学会開催のご報告

第17回日本消化管学会総会学術集会・第15回日本消化管学会教育講演会 学会レポート
 
  • 大阪医科薬科大学病院 消化器内視鏡センター
    竹内 利寿

     GI week 2021として、第17回日本消化管学会総会学術集会、The 14th IGICS、第48回日本潰瘍学会、第14回日本カプセル内視鏡学会が2021年2月19日から3日間開催されました。樋口和秀教授は日本消化管学会と日本潰瘍学会の理事長、また日本カプセル内視鏡学会の理事であり、今回のGI weekでは第17回日本消化管学会総会学術集会の大会長をお務めになられました。この学会は樋口先生が会長に決定したのが2018年2月で、ちょうど2020年5月(実際には9月)に開催予定であった第99回日本消化器内視鏡学会総会と準備期間が重なるとこともあり、比較的早く2019年夏ごろから準備を始めました。 消化管学会ならではの特徴を生かすために取り組んだのが、消化管のみならず胆膵や化学療法などの主題、外科領域の主題、最近話題性の高いテーマの特別講演を企画することでした。我々大阪医大消化器内科は、幸いにも種々の領域のグループがあります。その強みを生かして各グループの若手の先生からも意見を募り、みんなで学会を盛り立てようと知恵を出し合いました。

     本会の準備が順調に進む中、COVID-19が世界を席巻し、第99回日本消化器内視鏡学会が2020年9月に延期となりハイブリッド開催として行われました。本会もCOVID-19の第3波が懸念されている時期での開催であったため、消化管学会総会として初となる完全WEB(ライブとオンデマンド)での開催が決定しました。色々な可能性をシミュレートしていたため、当日は大きな混乱もなく、WEBでのライブ配信が粛々と行われました。

    学会終了後、ご参加いただいた先生方からのアンケート



    多数の先生方から温かいお言葉を頂戴し、有難うございました。


    ご参加いただい80%以上の先生方に満足していただけました。


    我々医局員は大阪国際会議場から発表や司会を行い、少しでも現地開催の雰囲気を感じとることができ、大変有意義だったと思っています。医局員みんなの気持ちは懇親会などを含めて、本当は通常開催をしたかったのが本音です。しかし、このコロナ禍の中、医局員みんなで学会を作り上げ、無事開催することができたという喜びは変わりありません。

    樋口教授の会長講演

    医局員集合写真

    学会参加者(含オンデマンド)2871名(過去最高)、教育講演会参加者(含オンデマンド)1692名(過去最高)の結果となったことを誇りに思い、またみんなで前を向いて進もうと思います。ご協力いただいた先生方、企業の皆様、スタッフの皆様に厚く御礼申し上げます。
 

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