小倉 健 (平成16年卒)
Summer School on Stress 2018(SSS2018)が2018年6月23日から4日間、樋口教授が日本代表世話人となり、大阪中之島にあるコンラッド大阪で開催されました。私も開催にあたりお手伝いをさせていただき、無事大盛況に終わり旨をなで下ろしているところでございます。
SSS2018は、ストレスが及ぼす影響を広く研究し、その成果を議論しあうグローバルな会で、今回日本が持ち回りになります。本会の趣意は、ストレスに関する歴史的背景を踏まえ、ストレスと様々な疾患との関わり、生体ストレスの概念や発現、機序などを議論し合い、より理解を深め、新しい知見を共有することにあります。特に今回は、消化管領域の疾患、GERD、胃潰瘍、FD、過敏性腸症候群、IBD、消化管がんなどの疾患とストレスとの関わりとそれに対する治療法の可能性、脳腸相関や腸内細菌との関係などについて最新の成績を発表しあい、意義ある議論がなされました。海外の先生方はもちろん、日本からの演者に関してもご高名な先生方を多数招聘させていただき、当教室員一同、非常に勉強になり、刺激を受けました。
最後に、このような機会を与えていただきました樋口教授に感謝するとともに、ご協力賜りました医局員の先生方に厚く御礼を申し上げたいと思います。
